製パン理論とは?
例えばパン作りの工程に着目してみましょう。
材料は同じものを使い、工程を一つ変えてみるとします。
例えば、丸める作業。
一つはピンと張った丸め。
もう一つはゆるい丸め。
出来上がるパンにはどういう違いが出てくるでしょうか。
丸めがピンと張った生地のパンは艶のある、気泡の細かい張りのある柔らかいパンになります。
丸めが緩かったパンの生地は気泡が粗目の生地もだれた少し硬めのパンになります。
どうしてこのような違いが出てくるのでしょうか?
パン生地の中で起こっている事はいったいなんなんでしょうか?
丸めの違いはパンの出来不出来を左右します。
パン学校の校長先生の言葉にとても印象的な言葉があります。
『パンは気泡の集まりを食べる』という事。
パンは小さなガスの溜まったお部屋の集まりを食べるという事を想像してみてください。
パンは気泡の集まりであると考えた時に、パン作りの新たな視点が見えてくると思います。
tocotocoでは、そいういったパンを作るためのちょっとしたうんちく話をお伝えつつ、
皆さまとパン作りを楽しみたいと思います。